【映画】LA LA LAND

鮮やかな色彩、ファッション、
思わず体が動いてしまう音楽。
そして
アカデミー賞受賞で話題!(^^)!

LA LA LAND

実は私より早く娘が観に行っていて
セッションが気に入っていた彼女は
ちょっと期待外れだったらしく
「がっかりした」と言って
帰って来たのでした。
なので、
何故「がっかりした」のかも
ちょっと知りたい気がして
その辺り、気にしつつの鑑賞でした。
そこで私が思ったのは
年代で、人生経験で、一人一人
違ったメッセージが受け取れる
映画だったな、と。

夢をあきらめずに前に進もう、という
メッセージが気に入らない年代って
多分あるんだろうなと思います。
情報過多の海で、
様々な尺度で今の自分を
お節介なほど決めつけられ
何かをやる前から
自分の限界を感じてるような面が
今の子たちには多い気がします。

LA LA LAND の何がすごいかって
まずはやってみなよ、と背中を
押してくれるところ。

皆、自分の事はわからないもの。
だから誰かに背中を押してもらうって大切。
ミアはセブに
「あなたのやりたい音楽は本当にそれ?」
というし
セブはミアに
「きっと大丈夫」とオーディションに付き添う。

でも
でも、

この映画の一番すごい所は
そこではなくて。
その時、その時の選択は、
いつも
人生で最も正しい選択だという事。

セブの、ミアの、ラストの笑顔が
それを教えてくれる。
大人はみんな、
かけがえのない思い出を
持って生きてる。

戻れないんだ、時間って。
もしこうだったら、って。
「前前前世」も
「リセット」も「リバイバル」も
「タイムマシン」も
ないの。
朝が来たら新しい一日。
傷も
愛も
かけがえのない生きた証の時間を
皆持って前に進む。

それだけ。

LA LA LANDって
楽しいミュージカル映画だよね、
なんて、侮ることなかれ。
監督の深いメッセージを
どうぞ受け取ってください。

★★★★☆

(10years laterだったら★×5でした!)
  ↑
わかる人にはわかるかな。

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【映画】彼らが本気で編むときは、

昨日観たのは

彼らが本気で編むときは、

「かもめ食堂」や「めがね」の
荻上直子監督最新作です。

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どこかの視点に偏ることなく
全体に優しいまなざしが行き渡っていて
とても心地よい映画でした。
一人一人、違っていて
わかってあげられたりわからなかったり
わからないなりに寄り添ったり
反発しながらどこかでつながっていたり。

リンコの母のリンコへの母性愛
リンコとマキオの恋愛
母子だからこそすれ違う思いがありながらも
トモのおばあちゃん、お母さん、トモが口ずさむ
わらべ歌がつなぐ三世代の家族愛
トモの同級生カイくんの存在、
カイの母の、彼女なりの息子への愛。

男や女や国籍・宗教・肌の色や
それだけではなく、主義主張の違いも含め
「自分と異なる」存在を認めて
やわらかく包み、暮らす。
平和ってこういう事かなと思います。

いい映画でした。
生田斗真、きれいだったし(^_-)-☆

ただ、ただね。
リンコの立ち振る舞いが
いわゆるステレオタイプな「女性」
だったのが、ちょっとだけ違和感あり。
わかりやすさ優先だったのかも
しれないけれど、女性たるもの
“こうあるべきでしょ”的な
受け取り方しちゃうと映画の良さが
1ポイント減っちゃう感じ。

★★★☆☆(72点!)


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カルテット

ドラマの話です。
今クールは
カルテット愛が高まってます。

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TBSドラマです。
視聴率は低迷しているようですが
いいんです。
わかる人だけわかっていただければ。

【第1話】
ファーストシーンから
一万円札に指が吸い付いた満島ひかりと
意味ありげな表情のもたいまさこに釘付け。
唐揚げにレモンをかけるかかけないか、
何気ない会話劇が後半の伏線に。
好きなことを仕事に出来るかどうか
いつ諦めるのか、

自分たちの姿をベンジャミンに重ねつつ
4人それぞれのキャラクターが
説明しすぎずに描き分けられていて
早くも、久々の名作だと実感。

【第2話】
「行間案件」を力説する
高橋一生が素敵。
2話は音楽の使い方が秀逸。
WhiteLoveとXJapanの紅、
白と赤の対比、
ウエディングドレスの後ろ姿に
松田龍平の奏でるバイオリンが
胸に刺さりました。

【第3話】
何気ない会話やエピソードを
ちゃんと拾う今回の脚本技を
堪能しつつ満島ひかりの
子ども時代、OL時代の辛さ
複雑な事情の父親との別れ
自分の居場所とか帰る場所とか
松たか子のセリフがいい。
「泣きながらご飯食べた事のある
人は生きていけます」



【第4話】
高橋一生の元妻登場。
子役が良くてリコーダーと口笛の
シンクロがジーンときて、
それだけじゃなくて元妻の
パワフルな関西弁のやりとりに
思わずクスッとしたり
親子で弾くきらきら星に
家族とは、親子とは、子どもとは
とまた考えさせられて。

【第5話】
クラシック音楽祭に出演のチャンス…
と思ったのもつかの間、
プロの仕事、やりたい事と
求められる事との落差

無力感感じるこの回も
4人のキャラクターがぴったりはまって
見ごたえ十分。
1話から段々に引っ張ってきてた
謎が一つずつ、ほぐすように解けて
サスペンス要素もぴーんと張られて
いて、そこもすごい。

【第6話】
夫さん登場で一気に
二人の出会いから2年の結婚生活が
二人それぞれの目線で語られて
どちらの気持ちもわかるし、二人とも悪くないし
なんで別れることになっちゃうのって
あらためて結婚について考えてしまう。
娘は一言、
「夫さんは『バイオリン弾いてる真紀ちゃんが好きだ』
って言えばよかっただけだったのに。」って。
そう思うよね。
だけど、機会を逸することって往々にしてあるからね。
そしてここは一話にもつながる
「好きなバイオリンを諦める=結婚して家に入る」ことを
真紀さんが選んだという事でもあるのだけれど…

カヴァレリア・ルスティカーナの優美な旋律が
二人の思い出に重なって
この回も音楽が展開の重要要素になっていて
ほんと、憎い演出。涙もの。




もう視聴率なんて
どうでもいい!
わかる人だけ
味わってほしい…

会話のテンポと伏線拾う絶妙な脚本。
洒落の効いた背景とか小技とか。
場面を印象付ける音楽。

こんなドラマ久しぶりに見たなあ。
まだ2月だけど、2017年の
年間優秀ドラマ賞あげたい♪

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